このトピックってよく聞きますよね?
「これだからゆとりは+ネガティブな言葉」
というようにネガティブな言葉で使われている。
日本テレビの「ゆとりですがなにか」で表現されているような印象が私には腑に落ちない!
ただでさえ、誤った表現だと思うのにこのドラマによりさらにこのイメージが強くなったのではないでしょうか?
ゆとり=根性がない、甘やかされて育った、無能(最悪の表現)
人それぞれやわ!!!
と言ってやりたいですね。
今回はこのフレーズに対して反論!
ゆとり世代とは
ゆとり教育を受けた世代のことを指します。 具体的には、1987年4月2日~2004年4月1日生まれ(2017年現在:13-30歳)の人をいいます。
wikipediaより
ゆとり世代の特徴
ネガティブ
・ストレスに弱い(怒られることに慣れていない)
・言われたことしかできない、やらない(受け身)
・だらしがない
・コツコツ努力しない(一発逆転狙い)
・コミュニケーション能力薄
ポジティブ
・良い意味でのマイペース型
・我が強くないため、柔軟な対応ができる
・新たなものを生み出し、発想豊か
・人をよくみており、観察力が長けている
・人と違っても自分は自分と他人の目を気にしない
なぜ、これだからゆとりは・・・と言われるの?
①昔の人が時代の流れについていけていない
これだからゆとりは・・・という昔の人(40~50代)が今の時代の流れを読めていないのではないか?
時代の流れは昔と違い、急激に変化を続けている。
5年前までそんなのできたらいいな~が数年で現実化される世の中だ。
昔の当たり前を今の世代に押し付けるため、当然摩擦が生じる。
その不一致に耐えてきた昔の人からすると今の人は弱く感じる。
⇒この意見もわからなくはない。昔は当たり前だったのに今できないことって多いよね~
パワハラ、セクハラ等(昔が当たり前とは言わないが、見て見ぬふりをされてきた。)
昔の人は、グレーゾーンの世界で生きてきて幸せだったんぢゃないか?
と逆に言ってやりたくなる。
要はこのギャップをゆとりという言葉で片付けているのではないか?
本当にある問題は別にあるのに便利なフレーズで片付けようとしている気がしてなりません!
②本当にゆとり世代は怠慢でどうしようもない
これだったら、もうどうしようもない。笑
ゆとり世代みんなで開きなおりましょう!
しかし、本当に①②が理由なのだろうか?
一般的にはこれで納得させられてる感はある。
①は、ゆとり世代の言い分。
②は、昔の人の言い分。
このように、双方に多少なりとも問題はあるけど社会現象にしたい感が強いように感じるのは私だけ?
『ゆとりは・・・』で片付けないでほしい!!
なぜ『これだからゆとりは・・・』と言われるのかについては、 考え出すとキリが無いので、このへんで置いておいてさらに突っ込んでいく。
ゆとり世代を議論する上で様々な視点があるが、今回は、忍耐がないから仕事をすぐに辞めるにフォーカスを当てて自分なりに理由を考えてみた。
なぜ仕事をすぐに辞めるのか?
ゆとり第一世代の就職は、2010年(4大卒)でした。
この時期は、サブプライムローン問題により世界金融危機で急激に景気悪化した影響をまともに受けて就活を行ったいわゆる就職氷河期だった。
売り手市場から一変し、入社できるところもなく嫌々入った会社が合わなかった?
いや、違う。
理由は、スマホ(技術革新)!!
急に何言ってんの?
と言われるかもしれないが、背景を考えてみればわかる。
これだからゆとり世代は・・・
といわれるのは高校生・大学生に対して使われることは少なく主に社会人に対して使われることが多い。
と考えると2010年から急激に普及したスマホの影響が強いと考えることができる。
スマホの普及
2010年以前もインターネットは当然あり、ある程度普及していた。
スマホはまだ一般的ではなく、インターネットを使うにはパソコンの前に座る必要があった。
しかし、2010年頃からスマホ戦争開幕!!
普及率は破竹の勢いで上昇した。
スマホは本当に便利過ぎる!
昔、電車に乗っている時間が苦痛だった。
ただ何もしないで乗り続ける。。
しかし!今や朝の通勤ラッシュではほとんどの人がスマホを片手に電車に乗っている。
空き時間には、ゲーム、メール、インターネットなど、これまで家に帰りパソコンでしかできなかったことがほとんどスマホで可能となった。
これがゆとり世代は・・・といわれる原因だと私は考えます。
スマホがない世界
今までは働いて嫌なことがあっても辞めずに頑張る!やり遂げる!
辛いことを乗り越えたときの団結意識は想像以上に強いものです。
しかし、なぜ昔の人は辞めなかったのか?そんなに仕事に情熱を捧げていたのか?
もちろんそういう人もいただろう。
しかし、辞める方法がわからなかったのではないだろうか?
また辞めるために求人を探そうとすると今のようにインターネットが当たり前ではない世の中では、コンビニや書店で求人情報を買うことになる。
今では考えられないことですよね。
よく考えたら私もバイトするとき求人情報誌を集めてた気がします。
今思えば面倒臭いことしてたなーって思います。
そうこうしてるうちに、「あ~めんどくせぇ~」と転職すらも面倒くさくなり、仕事を続ける。
しかし、今はどうだろうか?
スマホがある世界
スマホでどこにいてもメールを見ることができ、転職サイトにアクセスすればランチの間に面接までできてしまう。
転職方法が簡単になりすぎてしまったのではないだろうか?
何でも調べれば簡単に答えを見つけることができる。
スマホは便利さを与えてくれた一方でとんでもない副産物を置いていった。
それは、膨大な情報!!
簡単に情報を手に入れられるようになってしまったがため、人に多くの選択肢を与えることになりました。
これが最大の理由だと考えます。
おわりに
もちろんスマホの普及が100%と言い切ることはできないが、コレに依るところが大きい。
選択肢がなければ何も悩まずに決められた道or皆が行く道に付いていけばよかった。
しかし、選択肢を与えられた今、選択を迫られている。
つまり、どうすることが一番良いかを考えなければならない。
選択肢って多ければ多いほど取捨選択するのが大変ですよね。
今までは選択すらできない状況だったのが、 スマホのおかげで選択できるようになった。
ただこれだけのことなのに、ゆとりは・・・で片付けるのは強引過ぎる!
もちろん、反論するためにもゆとり世代は怠慢だからすぐ辞めるという状況にならないようにだけは注意していきましょう!
以上、「これだからゆとり世代は・・・」に対する反論でした!!
いかがでしたでしょうか?
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